夫という非合理な動物と、妻のものにて辛うじて成り立っている家族

「中学校の幼馴染の父親が亡くなって、通夜をめぐってた」疑心暗鬼な風貌で興味を落とすと「それはお手数だったな」といった真はこき下ろすように僕に言ってきました。僕は父親が亡くなるポイント、M・Tと同じような涙を流せないような気持ちがしました。「お前、登用はきついのか」私のハートなど知る由もなく、間髪入れずに父親は語を継ぎました。「今はよしてくれよ。こちらは友達のそんな組み合わせ、見て来たばかりで気が滅入ってんだよ。申し込むから今は自分としてくれよ」旧友の慰問に立ち会った矢先にあんな申し立てはぐったり。普段は一方的に他人を振り回し横暴の以上を仕えるくせに他人の想いは断じて理解できない鳥獣のようです。決まりの腹黒い望みがして僕はその場から立ち去ろうとします。「おい!」怒鳴り声の瀬戸際、入口のシャッターが開いていました。どうも母さんが帰宅したみたいでした。母さんは、戻るなり父親の怒鳴りサウンドがしてびっくりしていたみたいでしたが、ここぞとばかりに僕は二階層に達するといった、座敷に入るなり身震いと共にすごく息を吐きました。ついつい、家が家ではないような気持ちがしました。いったい此処は何処でしょうか。僕を焼かれるような胸糞の酷い日常の中で僕が唯一逆鱗を抑えることができる瞬間は無心でベッドに仰向けになっている時だけでした。

ヴィーナスエピレ

目覚めたのはネカフェ。一人だけの朝帰りを遂げるってちゃぶ台には……

目覚めたのは昼間身の回りでした。ボクは慌ててネカフェのブースを出るって、急いでレジで精算を済ませ自由が丘ターミナルに向かいました。きちんと昼食間で、駅周辺の食堂街は人波でごった返していました。JRに乗っている間中、ボクはずーっと自分の全身からピリオドピリオドで漂ってくる臭気が気になっていました。おまけに風呂に入っていないせいで、念頭も痒い。今にも誰かにバレるのではないかと考えが考えでありませんでした。私のドキドキをよそに、ツーリストは一夕刻を責任最少限りが揃った狭いスペースの中で過ごしたティーンエージャーには無頓着で、例え目の前に異様な景色の若人が佇んでいようといった、ほとんど風情のように振る舞っている。帯同のダウンロードボックスを確認すると、N・Tから伝達が届いていました。原則ボクって離れたのち、N・Tは告知した通り、閉店まで五反田の雑居ビルの中にあるゲームセンターに入り浸っていたようです。N・Tのああいうときの動きの軽さは心から感心します。旗の台ターミナルにたどり着くという曇天から一変してアスファルトに日射しが填め込み、空は爽快に晴れ渡っていました。女も居ないのに朝帰りという状況が妙にオリジナルでした。要点を差し込んで回しうちのドアを開けると、やり方を使わずに両脚を擦り合わせるように靴を脱ぎ捨て居間へ。誰も居ないスペースの中央、女の子の作った朝食といった置き手紙が置かれていました。

ジョモウアワー